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月を神とあがめ信仰する民族、ジグル。200年もの長きにわたり、大国アーベンの支配下で、山から鉄をとり、剣をつくり従っていた彼らに転機が訪れたのは、今から10年程前のことだった。 言い伝えにある月の意志を代行する者――【月の印を抱く者】が現れたのだ。ジグルの民は、神がかった美貌と威厳を備えもつ【月の印を抱く者】ヴィゼルの言葉に従い、蜂起した。 戦いが始まってから3年。隣国の支持も取り付け、あと少しで独立を果たそうかという時、若き男装の美将カリーナは、一人の傭兵と出会う。右頬に傷を持つ彼の名はザイン。2人の出会いが、ジグルの未来を揺れ動かし始める――。 |
〇.序
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一.童歌
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二.禊
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三.悪夢
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四.宴
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五.月の印
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六.旅立
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